死ぬときに後悔すること25―1000人の死を見届けた終末期医療の専門家が書いた
レビュー:“生”を見つめ直すきっかけになりました
●とある書籍の紹介から本書を読んでみることに。結果、これまでの自分の行き方や考え方を見つめ直すよい機会になりました
●多くの人が最後に後悔するようなこととは、多くの人が生きている間にできなかったこと。それが、今の自分ではできているか?自分の人生が終わろうとするときに、それを後悔することはないか?いろいろと考えさせられました
●中には実感のわかないものもありましたが(25個ですから!)、ある意味漠然と社会人生活を送る自分にはよい刺激となり、これをこれからの人生に活かしたいと思いました
●同時期に友人から薦められた「いのちのバトン」という本も読みましたが、2書通じて、人の死を通じて生の意味を考えさせられました
●ちなみに★4つなのは、とはいっても、著者が若いためか、もうちょっと話に深みがあってもいいかな、という感じからです(その点「いのちのバトン」は深みがあった。)
自省としたい
死ぬ=肉体が機能しなくなる、ということだと捉えれば、
当然ながら真っ先に後悔するのは健康管理の甘さ、というだろう。
本書でもそのような示唆がいくつかある。
家族等のためにもまずはPETを受診して病巣の早期発見に努めたいと
強く思わされた。
自分だけは、、、という思いと、忙しくてめんどくさいという惰性を
いくらか振り払ってくれる良書。
スカスカ
「死ぬときに後悔すること」というタイトルが多くの人の興味・関心・期待を反映しています。
そしてそのスカスカの内容に、その興味・関心・期待は裏切られます。
企画自体は良いと思うのですが、結局企画ありき。よくあるタイトル勝負の本とあまり変わらないという印象を受けました。
「スカスカ」というのは、まず第一にやたら字が大きいということ。
それから「死」に対する距離感がやはりどこか他人事に感じます。
軽い自慢話と冗談を交えながら、表面だけなぞったような一般論・正論だけを語る著者がいかにも軽薄に思えました。
(患者の死に対してある程度の距離感を持たなければ潰れてしまうのでしょう。)
だからここで語られる死は、あくまで一般論としての死。自分でも身内でもない、他人の死です。
内容的には目次だけ見れば十分かと。
あと最後のエピソードは「ちょっといい話」っぽくまとまってます。
そういうのが好きな方は、そこも一読してみてはいかがでしょうか。
テーマは良いが、もう少し深みが欲しい
「死ぬときに後悔すること」これを今のうちに知っておけば後悔の少ない人生を送れるだろうと思い、本書を読んでみた。
25個の項目に整理されているので理解はしやすいが、中身としては25のリストに目を通せば済むような内容でそれぞれの項目に対する深みはあまり感じられなかった。読んではいくものの心に響く内容はあまりなく、印象深いのは最後の兄弟の話くらい。
それでも、25の項目の中で今のうちからよく意識しておこうと思ったのは
1.健康を大切にしなかったこと
5.自分のやりたいことをやらなかったこと
9.他人に優しくしなかったこと
14.美味しいものを食べておかなかったこと
15.仕事ばかりで趣味に時間を割かなかったこと
16.行きたい場所に旅行しなかったこと
17.会いたい人に会っておかなかったこと
25.愛する人に「ありがとう」を伝えなかったこと
等の内容。
その他は、以下の通り。
2.たばこを止めなかったこと
3.生前の意思を示さなかったこと
4.治療の意味を見失ってしまったこと
6.夢をかなえられなかったこと
7.悪事に手を染めたこと
8.感情に振り回された一生を過ごしたこと
10.自分が一番と信じて疑わなかったこと
11.遺産をどうするか決めなかったこと
12.自分の葬儀を考えなかったこと
13.故郷に帰らなかったこと
18.記憶に残る恋愛をしなかったこと
19.結婚をしなかったこと
20.子供を育てなかったこと
21.子供を結婚させなかったこと
22.自分の生きた証を残さなかったこと
23.生と死の問題を乗り越えられなかったこと
24.神仏の教えを知らなかったこと
人生について改めて考えるきっかけを与えてくれました
死の現場に数多く立ち会ってきている筆者だけあって、25個の中には色々と考えさせられるエピソードがちりばめられていて、改めて人生について考えさせられる本でした。
なかなか普段生活していると「死」や「人生」について深く考えることがないので、そのきっかけを与えてくれたのはとてもよかったと思います。
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